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久しぶりに自著の告知を

  • 本田有明
  • 10月20日
  • 読了時間: 2分

編集長からのお叱り?


「まだ新刊の告知はしないのですか?」


 つい先日、お世話になっている出版社の編集長から電話がありました。ホームページの著書案内の書影が、しばらく変わっていないことを指摘したものです。「早く変えなさい」とは言われませんでしたが、言われたも同然なので、恐縮至極。


 私は締め切りがある原稿の期限は、絶対に――とまでは言えないものの、おおむね守ります。ひごろコンサルタントの立場から人に「納期厳守」をエラそうに説いているのですから、実践しないわけにはいきません。しかし納期がないと、仕掛かりが遅くなりがちです。

ホームページのように、「そのうち折を見て」と思っていると、手帳に記さないからでしょう。自分では、これまで几帳面な性格と考えてきたのですが、間違いだったかもしれません。


「人は、自分のこととなると、よく間違える」(デカルト『方法序説』)


 はい、そのとおり。反省しなくては。

 ということで、反省の成果を最新情報として2編ならべます。


あえて1冊と言われたら


 今年の6月以降に3冊、児童書を刊行しました。出版順に『じいちゃんの赤いスニーカー』『スタートライン 風のなかへ』『花丸先生、ありがとう』。ビジネス書のほうも書くことになっているのですが、刊行時期は未定です。


 上記の3冊のうち、どれがおすすめかと聞かれたら、筆者としては「全部」といわざるをえません。類書がなさそうなものは、と聞かれたなら、『花丸先生、ありがとう』と答えます。

 詩人・谷川俊太郎の詩を意図的に、いくつも織り込んで書いた物語なのですが、引用した一つ一つの詩がすべて主題となっているという意味で、特異な作風だからです。花丸先生というと、教師か塾の先生のニックネームみたいなイメージですが、この本では小児科医の本名です。


 蛇足ながら、花丸という名字は、全国で数十人程度。主に関西圏に見られます。

 ほな、よろしゅう――と添えると、悪ノリですね。


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